包装資材なんでもコラム


なぜポリ袋のことを一般的にビニール袋と呼ぶのでしょう?

戦後、ポリエチレンが普及する前までは、塩化ビニル樹脂を
袋に加工していたそうです。そのため塩化ビニルの袋→
ビニール袋という風に呼ばれるようになりました。
その後、廉価で扱いやすいポリエチレン製の袋が多く流通する
ようになったため、本来なら「ポリ袋」なのですが、
昔の言い回しの名残から、「ビニール袋」のままで呼び名が
残ったものと思われます。

一口にビニール袋と言っても、いろいろな種類があります。
以下に掲げたのも大まかではありますが、

診察券や定期券などを入れるケース→ビニール袋
広く一般的に使われる透明な袋→高圧(LDPE)低密度ポリエチレン袋
スーパーなどのレジ袋→中低圧(HDPE)高密度ポリエチレン袋
衣料品、雑貨などを入れる透明度の高い袋→PP(ポリプロピレン)袋
食品、液体などの密封用→ナイロンポリ袋
と、さまざまです。普通、生活するうえで特に問題が無ければ、
総称「ビニール袋」として構わないと思いますが、
私は商売上、間違いの元になるためこれらの袋については
きちんと呼び名を使い分けております。

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