包装資材なんでもコラム


今はもう無くなってしまった緩衝材のお話。

数年前まで弊社でも取り扱っておりましたが、生産終了となり、
姿を消した緩衝材があります。
それは、アスパックS(L)です。こんな形をしていました。


アスパックS。これより太いLタイプもあった。

よくご注文を受けるときは、「うどんみたいの一つ!」などと形容されて
いました。(笑)おっしゃるとおり、うどんの麺みたいな感じですが、
この(ゆでる前?)の麺がうまくからまりながら空気の空間を作り、
ソフトな緩衝性能を有す、優れた緩衝材だったことを思い出します。

しかしこの緩衝材、長所と同時に短所も持ち合わせていました。

1.ひも状の緩衝材はポキポキ折れることもあり、梱包の際に
散らばったりすると、掃除するのが結構大変。
2.この緩衝材を適当な大きさのポリ袋に入れ、袋入り緩衝材として
使用する場合、袋入れ作業が難しく、コストアップの要因となっていたこと。
3.生分解性緩衝材(環境にやさしい緩衝材)が広く出回るようになり、
従来タイプの緩衝材は敬遠されるようになってしまったこと。

そんな理由もあり、姿を消すことになってしまったのは残念ですが、
これも時代の流れなのかもしれません。

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アスパックサラサラはTメディカルパッケージ株式会社の登録商標です。l


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